*クオリア [#o94d3e1a] とっても説明が難しい単語。 例えば「トマトは赤い」という感覚。 主体的な感覚のことで、それは自身の事にしか証明できない。 隣の人が見ているトマトの色は、自分の目が見て脳が判断している「この赤」であるとは限らない。 自分の青が隣にいる人の赤かも知れない。 トマトの赤は、物理的には可視光の吸収によってスペクトルが欠落し、不均等な形で光が反射しているからだが、 クオリアはそれを指すものではない。 クオリアは「それを赤いと感じている自身の感覚」を指す。主観的なものなのである。 哲学的用語のクオリアとはちょっと使い方が違うが、この企画ではクオリアを 「主観的知覚」として使っている。 だから、「クオリアを増やす」という言い方は、沢山の人の知覚を自身の知覚(主観的な知覚)に出来るという意味である。