*クオリア次元論 補足 [#l936614f] #contents 冒頭の次元論の、主に5次元以上について補足しています。 **軸移動について [#tecc38aa] 本当の4軸移動は、過去に戻ったところで何も変わらない。 なぜなら、「時間軸しかかわらない」ということは、その時まで時間を遡れば、その時の記憶まで巻き戻されるから。 だからもし、記憶を持ったまま過去に移動することが出来たなら、それは5軸移動である。 (未来の記憶を持った自分がいる可能性軸に移ることになるから) ちなみに、知識レベルはその時間のそれ以上になることは無いが、4軸移動には空間移動(テレポート)も含まれる。 なぜなら、逆説的に言えば、時間移動の際に空間移動が不可能だとするなら、3軸移動では、Z軸移動以外は出来ない事になるからである。 では、6軸移動というのは何か。 結論から言えば「クオリアの移動」である。 6軸とは集合意識。5軸までは「個」である。個というのは「クオリア」である。 この世界には、簡単に言えば、その生命の数のクオリアが存在する。 クオリアというのは、この次元解釈の中では「主体」、 もっと分かりやすい例で言えば、「その生命を世界の外から操作する窓」になる。 基本、世界の「動」「変化」を支配するのは、「物理法則」と「クオリア」の2つしかない。 何か変化があれば、それは物理法則に従った動きか、クオリアがその意志によって動かしている動きかどちらかである。 (厳密には、クオリアの動も物理法則の動に内包されるが、ここでは敢えて分けている) さて、ここで「俯瞰視点」について。 その次元の世界を支配するには、俯瞰出来る必要が有る。 俯瞰出来るのは、自分の存在より1次元下からである。 3次元人は3次元を俯瞰出来ない。例えば、家の影にあるモノは見えない。 でも、3次元人は2次元は俯瞰出来る。 見えないところは一片も無い(面積が広すぎて遠くが見えない、というのはまた別の問題。俯瞰の可否とは関係ない)。 **クオリアの特性 [#p5e26191] どうでもいいが、クオリアという存在は実に興味深い。 クオリアは1つの軸であり、線形で有りながら限りなく強固な境界線を持っている。 イメージしにくければ、6軸と言うところには、人間の頭がびっしりと連なっていると思えばいい。 だが、そうして境界線を意識するのは、我々が個を維持する為に、わざとスケール(6軸線)に境界線を引いているだけである。 そう、3次元空間でも良く有る風景だ。国境、県境、市境など。そこには何も無い。勝手に線を引いているだけ。 それと同じく、生命も勝手に6軸のある位置に対して線を引いて、自分を守っている。 だが、上記国境の例えからも分かるように、物理的には精神(クオリア)は繋がっている。 そしてそれこそが集合的無意識なのである。 さて、6軸移動に話を戻そう。 高次になると、低次の生命はだんだんイメージが辛くなってくる。だから法則で証明をする。 (量子力学も主に理論と証明と計算による学問であるが、あれも高次を扱っている為、事象として捉えることが出来ないからである) 次元の法則として、上記に書いたとおり「その軸以下の次元は自由に行き来出来る」というのがある。 4軸移動は時間移動だが、同時に無条件でテレポート(空間移動)が可能である。 そのまま次元をスライドしていくと、6軸移動は5次元以下は無条件で自由に出来る、となる。 要するに、以下の全要素が自由に、お好みの6次元空間に移動可能となる。 6.全てのクオリアの1点 5.全ての可能性の1点 4.全ての時間の1点 3.全ての空間の1点 **上位次元の移動による作用 [#r8f4f929] 例えば、4軸移動をする。過去に戻るとする。 上でも述べたように、過去に戻った自分は、その過去の時点(自分が歩んできた過去の1点)における記憶に戻る。 だから、次の瞬間は、過去に自分がした行動と同じ行動をする。 だが、その次の瞬間は、過去に自分がした行動とは違う行動をする可能性が高くなっていく。 1秒後の行動は、もはやほぼ過去と同じ行動はしない。なぜか。 仮に、この世界が4次元までしか無いと仮定する。その場合、何度過去に戻っても、必ず同じ行動をして、寸分の狂いもなく、同じ未来に到達する。 なぜなら可能性軸(5次元)が存在しないからである。4次元では、常に5次元、6次元など、高次の軸の移動(ゆらぎ)に作用される。 その瞬間は同じ場所に戻ったとしても、そこから先、可能性軸が不定に揺らぐことで、同じ未来にはならない。 3次元空間では時間軸をとめたり戻したり自由に出来ないのと同じく、4次元空間では可能性軸を自由に定義出来ない。 4次元の存在は、有る瞬間に右手を挙げたら、左手を挙げた瞬間を体験することは出来ない。 時間を遡ってもう一度その場に居合わせたとしても、やっぱり右手を挙げるだろう。 左手を挙げようとする考えが、その過去に戻った瞬間に存在しないため、また右手を挙げてしまうのである。 もちろん、気まぐれに左手を挙げる事もあるかもしれない。それはクオリアの確率(=5軸のゆらぎ)と、集合意識の作用(=6軸のゆらぎ)によるものである。 5次元の存在は、その両方を同時に見ることが出来、それどころかその全てを常に見ることが出来る。 だが、5次元の存在は、全ての可能性を見ることは出来ても、全能では無い。 その瞬間は全能だが、次の瞬間には愚民に戻ってしまう。なぜなら、6軸の作用があるからである。 今この瞬間の全てを見渡すことが出来る5次元人。 それを我々に分かりやすく説明する最も良い例えはテレビである。 テレビは2次元の世界である。そのディスプレイに映る全てのドットは、一瞬にして見渡せる。 だが、次の瞬間そのディスプレイがどう変化するかは、誰にも分からない。もちろん有る程度予測は出来るが。 これは、次の瞬間の2次元の変化が4軸に支配されている為である。 4次元人なら、これをAfterEffects(動画編集ソフト)でタイムラインを移動させるかのように、どの瞬間であっても一瞬で把握出来る。 5次元人における6軸の作用とはまさにこれと同じである。 5次元人は、自分というクオリアの全可能性を、その瞬間(=空間、時間、可能性全て)だけ見ることが出来る。 では、ここでいう「瞬間」とは何かといえば、今、自分というクオリアの外側の全クオリアの作用が、 現在の空間、時間、可能性において存在している形態における、可能性の全てである。 ややこしいが、マトリックス(総当たり)式に考えれば簡単である。 6次元=空間x時間x可能性xクオリア である。 だから、5次元というのは、自分以外の全てのクオリアの、現在この瞬間(≠時間)の1パターンの状態において、 自分が取り得る全ての行動が俯瞰出来る、ということであり、自分がその行動を実行した瞬間に、「世界」は動く。その為、 新たな「自分以外の全てのクオリアの、現在この瞬間(≠時間)の1パターン」が形成される。 だから、テレビと同じで「予測は出来るが全ては分からない」のである。 すっごくわかりやすく言えば「5次元人までは、他人の考えは予測不能」という事である。 だから6次元人は、それらのクオリアを全部俯瞰出来ることになる。 要するに集合意識なのである。全ての意識軸(6軸)を、俯瞰は出来ないが自由に見ることが出来る。 すなわち、6軸移動というのは、全てのクオリア(≒生命)の全ての可能性軸を、一瞬にして移動出来るものになる。 **結論 [#j49a6439] 5軸移動 = 「自分」が別の可能性を自由に体験出来る。有る程度見渡せる。 6軸移動 = 「世界」全体の可能性を自由に操作出来る。 5軸移動で理想の人生を手に入れるには、6軸のゆらぎの中、結構さまよい歩く必要が有る。すぐには見つけられないだろう。 なぜなら、「宝くじに当選した自分」を目指しても、そこには「宝くじに当選した自分はいない」ことがままあるからである。 なぜなら、自分に動きがある度に、世界(6軸)が自分の制御出来ない外側で動くからである。 でも近くにはいる。時間や空間が繋がっているように、集合意識軸も繋がっているから、破天荒な動きはしないから。 だから探さなければならない。 でも、6軸移動をすれば、確実に「宝くじを当てたAさんがいる世界」を見つけ出すことが出来る。 まとめると以下の通り。 5次元人間 = この瞬間日本にいる自分とアメリカに行く自分を一瞬で人生経験可能。 6次元人間 = この瞬間日本にいるAと日本にいるBが存在する世界と、この瞬間アメリカにいるAとカナダにいるBが存在する世界を一瞬で体験可能。 ここで、崩壊編第三幕の話をしよう。 ネロが行った、世界の可能性軸のスワップは、6軸移動である。 自分が、幸せになれる自分の可能性世界に向かうだけなら、5軸移動だが、ネロが行ったのは、全てのクオリアを制御してその形に形成したわけだから6軸移動。 尚、自分か、世界か、どちらが動いたのかは相対的なものである。 イオンがラシェーラの世界に連れてこられたのは、世界から見れば「イオンが来た」ことになるが イオンから見れば、「周りの全ての世界を一瞬にして変換した」ことにもなる。 **7次元俯瞰と7次元人 [#feb67e32] ネロやイオンは、「7次元の俯瞰視点を持つ人間」ではあるが「7次元人」ではない。 その為、身体や精神など、物理的要因は3次元に束縛されている。 だから、自分の身体を離れ、クオリアのみとならない限り、4軸以上の視点にはなれない。 そして、物理的束縛(3次元の壁)の為、自由に移動も出来ない。 その為に、外部の力を借りる。それが「詩」である。 ネロは6軸移動(集合意識を任意のシチュエーションに移行させる)を実行したが、 そうしなければ、自分の境遇を変えられないからである。 5軸移動:自分と周囲の間にギャップが出来る(記憶が繋がらない) 6軸移動:自分と周囲の間にギャップが出来ない(あたかも今までその世界のまま来たような感じになる)